もっとレーニンの考えを知りたい人たちのために

☆レーニンの著作の抜粋(その3)

B・党(その1)〈4綱領、綱領上の任務、党、党(員)の任務

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B・党(その1)〈4綱領、綱領上の任務、党、党(員)の任務

レーニン全集のなかから、みなさんにお読みいただきたいと思う文章と私が興味をもった文章を、上記のテーマにまとめ、年代順に抜粋いたしました。各項目の紹介文のあとのPDFファイルをお読み下さい。

4 綱領、綱領上の任務、党、党(員)の任務

4-1 特に重要・要注目!!!

党綱領はどうつくられなければならないか(社会民主党綱領草案と解説)

第二巻『社会民主党綱領草案と解説』P77~99(1895~1896年に獄中で執筆)

これは、科学的社会主義の党の綱領の見本です。是非、お読み下さい。

 レーニンは「解説」で、綱領草案の「B 一:ロシア社会民主党は、労働者の階級的自覚を発達させ、彼らの組織化に助力し、闘争の任務と目標とを指示することによって、ロシアの労働者階級のこの闘争を援助することを、自分の任務として宣言する」という文章について、「綱領のこの項目はもっとも重要な、もっとも主要なものである。なぜなら、それは労働者階級の利益をまもる党の活動と、すべての自覚した労働者の活動とが、どんなものでなければならないかを、指示しているからである」と述べています。

 レーニンは、「労働者の要求をいっそう正確に、いっそう明確に表現し、それらの要求を公然と提出すること、抵抗のための最良の時機をえらぶこと、闘争方法を選択すること、あいたたかう敵味方双方の状態と力を考量すること、もっとよい闘争方式をえらぶことはできないかどうかを検討すること」等について、労働者のもっとも緊切な必要の充足のための闘争において労働者に助力することによって、労働者の階級的自覚を発達させること、労働者の組織化に助力すること、闘争の真の目標を指示すること、この闘争の条件と終局の目標はどういうものであるかを労働者に説明すること、つまり、搾取を、階級闘争を、労働者階級の解放を、唯物史観を事実に基づき労働者に説明することの重要性を強調しています。*「4-2」と併せて、是非、お読み下さい。

 この3点は、日本革命を実現するためにもαでありωです。③を脇に置いたら科学的社会主義の党ではなくなってしまいます。

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4-2

綱領の役割と骨子

第四巻『わが党の綱領草案』P244~270(1899年末に執筆)

この考え方は、党綱領一般についてあてはまる。このような観点から課題を見ることによって、実践の方向が明らかになる。*「4-1」と併せてお読み下さい。

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4-3

革命党の言葉づかいで

第六巻『プレハーノフの第二次綱領草案にたいする意見』P28(1902年2月末~3月初めに執筆)

私たちは、抽象的な、「激烈でない、なんら明確な終りをもたない過程、苦痛のない過程であるような印象を」あたえる言葉ではなく、党の立場を「明白また明瞭に」示した革命党の言葉づかいで定式化しなければならない。

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4-3 革命党の言葉づかいで.pdf
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4-4

われわれは活動家をどう組織しなければならないか

第六巻『われわれの組織上の任務について一同志にあたえる手紙』P240~243(1902年9月に執筆)

秘密組織の全技術は、いっさいのものを利用し、「すべてのものにそれぞれ仕事をあたえ」、それと同時に、全運動の指導権を保持すること、いうまでもなく権力によってではなく、権威の力によって、精力によって、より多くの熟練、より多くの多面性、より多くの才能の力によって、保持することになければならない。

  しっかりまなび、経験を積んだ、真に原則的に堅固な有能な宣伝家というものは、きわめて少数なので、そういう人々は、専門化させ、それにまったく専念させ、とくに大切にしなければならず、党としてこれらの宣伝家を活用する講義を徹底的に組織しなければならない。

  また、大工場の労働者革命家グループは──大工場は、労働者階級全休のうちで数の点て優勢なだけでなく、影響力や、意識の発達や、闘争能力からいえばさらにそれ以上に優勢な部分を、擁しており、とくに重要なので──十分経験を積んだ、ためされずみの能力のある者が選任されるようにする必要がある。

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4-5

①マルクス主義者の綱領作成上のポイントほか 

第六巻『われわれの鋼領草案にたいする批判への回答』P460~461ほか(1903年6月執筆ほか)

私たちは、つぎの二つの極端を避けなければならない。つまり、「一方では、プロレタリアートの見地からすれば非プロレタリア的な、当面の一時的な任務などはわれわれになんの関係もない、と言う人々の誤りに陥らないこと、他方では、当面の民主主義的任務の解決へのプロレタリアートの参加が、彼らの階級意識とその階級的独自性をくもらせることのないようにすることである。」

 社会民主主義者は自分の綱領の当面の民主主義的要求だけをもって国民の中にはいっていくことができると考える以上の大きな誤りはない。社会民主主義者は自分の社会主義の旗をたとえ一分間でも捲くことはできない。

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4-6

社会民主党が一瞬間でもわすれてならないこと

第8巻『プロレタリアートと農民の革命的民主主義的独裁』P296~297(1905年4月12日)

もし社会民主党が、たとえ一瞬間でも、小ブルジョアジーにたいするプロレタリアートの階級的独自性をわすれるなら、もし社会民主党が、その時機でもないのに、あれこれの信頼に値いしないインテリゲンツィア的小ブルジョア政党と、われわれにとって不利な同盟を締結するなら、また、もし社会民主党が、たとえ一瞬間でもその独自の目標を見失い、プロレタリアートの階級的自覚とその独自の政治的組織との発展を(どのような政治情勢や局面のもとでも、どのような政治的転換や変革のさいにも)主眼とする必要を見失うなら、そのときには、どんな政治行動もきわめて危険なものとなるだろう。

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4-7 重要

不断の、一瞬間でもわすれてならないこと

第8巻『アメリカの「黒い割替」についてのマルクスの所論』P323~329(1905年4月20(7)日)

マルクスが、運動参加者が空想主義的な夢想をしているという理由で、全体としての運動そのものにたいしても否定的な態度をとったと考えるなら、大きな誤りだ。マルクスは、運動の現実の進歩的内容を、その金ぴかの思想的衣裳から区別することを心得ていた。

 もしクリーゲが、土地解放運動を、ある特定の事情のもとでは必然的となるプロレタリア運動の最初の一形態、この運動の由来する当の階級の生活地位からして必然的に共産主義的な運動へ発展していかざるをえない一運動と考えたのだったら、もし彼が、アメリカにおける共産主義的傾向は、はじめは、一見すると共産主義にまったく矛盾するような、こうした土地運動的形態で現れざるをえなかったことを、しめしたのだったら、なにも反対することはなかったであろう。ところが彼は、まだ副次的な運動形態でしかないものを、あらゆる運動の終局の、最高の目標であると称し、そうすることでこの運動の明確な目的をまったくの誇大なたわごとに変えているのである。

 マルクスは、運動の思想的衣装の愚かしさを容赦なく嘲笑しながらも、客観的条件の力で生ぜざるをえない運動の不可避の諸結果を、冷静に唯物論的に規定することにつとめている。マルクスは、小ブルジョア的運動を、プロレタリア的・共産主義的運動の独特の、最初の形態とみとめている。

 ロシアの社会民主主義者にとって、マルクスのクリーゲに反対しての問題の立て方は模範とされなければならない。自らの目標を隠さず、積極的に明らかにし、いっさいの民主主義的変革を通じて完全な社会主義革命をめざして努力するプロレタリアートの独自の党を別個に組織することが、われわれの不断の、一瞬間も見うしなってはならない目標でなければならない。

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4-8 重要

任務の解決をどの道に求め…… 

第九巻「民主主義革命における社会民主党の二つの戦術」P94~95(1905年6~7月に執筆)

任務の困難なことが問題なのではなく、任務の解決をどの道にもとめ、どうやってその解決を達成するかが問題なのだ、ということをわすれてはならない。革命の展開カを強力不敗なものにすることが容易であるか困難であるか、ということが問題なのではなくて、この展開力をつよめるためにどう行動すべきかが、問題なのである。

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4-9

人民の護民官か労働組合の書記か

第9巻 「民主主義革命における社会民主党の2つの戦術」 P104~105(1905年6~7月に執筆)

プロレタリアートは、階級闘争を避けることに自分たちの救いを期待しないで、階級闘争の発展に、その幅、意識性、組織性、断固さの増大に、この救いを期待している。政治闘争の諸任務を引ぎさげるものは、社会民主主義者を、人民の護民官から労働組合の書記にかえてしまうものである。民主主義的ブルジョア革命におけるプロレタリアートの諸任務をひくめるものは、社会民主主義者を、人民革命の指導者から自由な労働組合の首領にかえてしまうものである。

 社会民主党は、人民というこの言葉で人民の内部の階級敵対にたいする無理解がおおいかくされないように、要求する。社会民主党は、プロレタリアートの党の完全な階級的独自性が必要なことを無条件に主張する。…あとはPDFファイルを読んで下さい。

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4-10

党の再組織について(秘密活動から公然・半公然……)

第10巻「党の再組織について」P13~24(1905年11月10、15、16日)

一般的に言えば、われわれ社会民主主義者は、行動の自由が現在のように拡大したことを、さまざまに利用しなければならない。そして、この自由が保障されたものであればあるほど、われわれは「人民のなかへ!」というスローガンをますます精力的にかかげなければならない。党は、社会民主主義的インテリゲンツィアをいっそう正しく配置することに配慮する必要がある。活動がいっそう苦しく、条件がいっそう困難で、経験と知識に富んだ人々の必要がいっそう痛切で、光源が他よりもすくなく、政治的生命が他よりも微弱にしか脈うっていない、「下層階級のなか」に彼らがはいっていくようにしなければならない。

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4-11

味方を峻別し、目標を大衆に知らせる 

第10巻  「カデットの勝利と労働者党の任務」P264~265(1906年3月24-28日(4月6-10日)に執筆)

民主主義革命を最後まで遂行することを自己の任務とさだめる、社会主義的プロレタリアートの党は、つねにあらゆるブルジョア的幻想を暴露し、ブルジョア民主主義派全体から闘争能力ある分子を区別する道を知っていなければならない。また革命の決定的な勝利の条件を正確にはっきりと規定し、大衆のまえにこれを明確に提出し、その宣伝・煽動全体でそれを明らかにする道を知っていなければならない。もしわれわれがこれをやらなければ、「革命を最後まで遂行する」というわれわれの言葉は、無内容な空文句にとどまるであろう。

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4-12

闘争のスローガンはどのように導きださなければならないか

第11巻 「国会の解散とブロレタリアートの任務」 P100~107(1906年7月に執筆)

マルクス主義者は、直接に当面する闘争のスローガンを、既知の綱領の一般的スローガンから単純にかつ直接に引ぎだすことはできないということを、けっしてわすれてはならない。私たちは、具体的な歴史的情勢を考慮し、革命の発展全体と、遂次的な進展全体を考究し、自らの任務を、綱領の原則だけから導きだすのではなく、運動のそれ以前の歩みと段階からも、導きださなければならない。このような分析だけが弁証法的唯物論者のぜひしなければならない、真に歴史的な分析である。

 そして、スローガンは、簡単で容易な勝利を保証するものではなく、あたえられた任務を実現するために達成すべき目標を指示するものである。

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4-13

マルクス主義者でないものの認識のしかた

第12巻 『マルクスのクーゲルマンヘの手紙のロシア語訳序文』P105~106(1907年2月)

マルクスの学説は、階級闘争の理論と実践を、一つの不可分の全体に結合した。客観情勢を冷静に確認する理論を、現存するものの弁護論に変質させてしまい、「現実的な」日常の茶飯事にとりかかろうとつとめるような人は、マルクス主義者ではない。

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4-14

①民主主義革命の現段階におけるプロレタリアートの階級的諸任務についてほか

第12巻『ロシア社会民主労働党第五回大会のための決議草案』P135~136ほか(1907年2月15日~18日(2月28日~3月3日)に執筆ほか)

体制を変える理念のない野党の戦いは、国民の意識を現体制の中に眠りこませるだけであり、共産主義者の闘い方ではない。無知な、低い意識にすり寄るのではなく、国民を高い意識に引き上げることによってはじめて、信頼を勝ち取り、運動の中心に常にいて、社会の変革をリードすることができる。

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4-15

われわれの任務

第13巻 『1905~1907年のロシア革命における社会民主党の農業綱領』P436~438(1907年11月~12月に執筆)

国際的プロレタリアートの党である社会民主党、全世界的社会主義の目標をみずからに課しているこの党は、どのようなブルジョア革命のどのような時代にも埋没せず、その運命をあれこれのブルジョア革命のあれこれの結末に任せることもしない。どのような結末になろうとも、勤労大衆をその偉大な社会主義的目標にむかって確固として導いていく自立的な、純粋にプロレタリア的な党でなければならない。

  われわれの任務はただ一つ、社会主義革命のためにプロレタリアートを結束させ、旧制度とのあらゆる闘争をできるかぎり断固とした形態で支持し、発展しつつあるブルジョア社会でプロレタリアートにとって最上のありうる条件を擁護することである。だから、われわれは、ブルジョア革命のどのような成果であっても、それを恒久的なものにするどんな保障もひきうけることはしない。

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4-16

どんな活動が必要か

第15巻『学生運動と今日の政治情勢』P202~205(1908年10月3(16)日)

紛争の客観的意義を説明し、それを意識的に政治的紛争にするように努力し、社会民主主義的グループの煽動活動を10倍にすることであり、われわれの古い──けれどもいまなおまったく現代的な──スローガンがふたたび民主主義派の若い世代の討議の対象となり、これらの世代の政治的結集の試金石となるような方向へ、この煽動活動全体をむけなければならない。

  闘争が爆発するすべての条件は、われわれのうちのだれかれがのぞむほどはやく、またたやすくは成熟しない。けれども、小さな学園紛争の小さな始まりでも、偉大な発端となる。だから、私たちは、自身の革命的スローガンのためにあらゆるところで大衆のなかでの政治煽動をおこなう強固なプロレタリア組織を組織する能力をもたなければならない。

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4-17

党(員)の任務

第15巻『大道へ』P339~341:1909年1月28日(2月10日)

各細胞およびそれぞれの党労働者委員会は、「大衆のなかでの煽動・宣伝活動および実践=組織活動の拠点」にならなければならない。すなわち、大衆の行くところにはかならず行き、大衆の意識をたえず社会主義の方向に押しすすめ、一つ一つの部分的な問題をプロレタリアートの一般的任務と結びつけ、一つ一つの組織的企図を階級的団結の仕事に変え、自己の精力、自己の思想的影響によって(もちろん、自分の肩書きや地位によってではなく)、プロレタリアのあらゆる合法組織内で指導的役割を獲得するようつとめなければならない。

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4-18 重要

①党はさまざまな色合を含む②党内分派について

第15巻 『プロレタリー』拡大編集局会議』P418~419ほか(1909年7月3(16)日ほか)

党は、たくさんのさまざまな色合いをふくむことができるし、それらの色合いのうちの極端なものは相互にするどく矛盾することさえありうる。新しい事態が起こると必ず左右の意見が出る。意見の違いを顕在化させ、より強固な党を作ることが重要である。

  党内に新しい分派的中心が発生したことが悪いのではない――われわれは、けっして、分派活動に反対する安っぽい俗うけのするわめき声で自分の小さな政治的な元手をつくることをはばからない人々の同類ではない。もし独自の色合いがあるのなら、そういうものが、党内で独自に意見を表明できることは、けっこうなことである。しかし、労働者を欺瞞し、党を欺瞞、それをかくして分派活動をすることは許されない。

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4-19

(ボ)の運営費の経費削減の取りくみ

第43巻『ボリシェヴィキ中央部運営委員会へ』P261~264(1909年、はやくとも10月にパリで執筆)

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4-20

党建設における組織の柔軟性──大衆団体と党との関係──

第41巻『六 組織問題についての演説』P310~312(1912年1月11(24)日)

あまりはっきりしたかたちのものではなくとも、合法団体のなかでの活動によって拡大する党活動があればよい。文化への一歩一歩に社会民主主義的精神、社会民主主義的文化が浸透していることが必要である。これは、解党主義との断固たるたたかいとなるだろう。どこでも非合法の細胞を合法的細胞の網でとりかこむべきである。

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4-21 重要

党はどこにあるか──どこになければならないか!──

第19巻『拙劣な行為の拙劣な擁護』P473~474(1913年10月17日)

党は、政治生活に参加している自覚したマルクス主義的労働者の大多数がいるところにある。党は、もっとも重要な諸問題に完全な、系統的な、正確な答をあたえる党の決議のまわりに、労働者の大多数が結集したところにある。党は、これらの決議の統一性と、それを誠実に実行しようとする単一の意志とによって自覚した労働者の大多数が統合されているところにある。

  このような党を作らなければならない。そうすれば未来はわれわれのものである。

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4-22 重要

党の任務……大衆の主要な根本的な不幸を取り除く運動

第23巻「スイス社会民主党内のツィンメルヴァルド左派の任務」P150~155(1916年10月末~11月初めに執筆)

①財源問題について、②議会制度の利用について述べた後、③党の宣伝・煽動・組織の当面の任務について、「大衆にたいする社会民主党の影響をひろげるための系統的な、ねばり強い活動をすることなく、勤労被搾取大衆の新しい層を運動へ引きいれることなしには、大衆の革命的闘争にかんするアーラウ決定の真の実行は不可能である。社会革命のための宣伝・煽動は、資本主義のもとではつねにプロレタリアートの、一般に被抑圧階級の少数をしめるにすぎない組織労働者にはっきりわかるだけでなく、資本主義のおそるべき圧制のために系統的に組織をつくる能力をもたない被搾取者の多数にもはっきりとわかるようにするために、もっと具体的に、一目瞭然と、直接的=実践的にこれをおこなわねばならない。」と述べている。*間接税についても述べられています。全文をお読み下さい。

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4-23

最小限綱領について

第41巻『マクシマリズムについての論文にかんする意見』P482~484(1916年12月7(20)日以後に執筆)

最小限綱領というのは、資本主義と原則的に両立することができ、資本主義の枠からはみ出ないような綱領のことである。「それ(最小限綱領)の諸要求の総和は……原則的に異なる社会制度への移行をもたらす」という考えは根本的にまちがった考えである。

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4-24

①社会民主労働党から共産党へほか

第24巻「現在の革命におけるプロレタリアートの任務について」P6ほか(1917年4月7日ほか)

レーニンは、求められる「権力の型」について、議会制ブルジョア民主主義共和国に一般に存在している権力とはまったくちがった種類の権力、パリ・コンミューンと同じ型の権力の必要性を述べ、「われわれは、ブランキ主義者ではなく、少数者による権力の奪取を支持するものではない」ことを強調し、そのために、プロレタリア的共産党をつくりだし、プロレタリア的階級的活動のために結束して、労働者の意識を明晰にしてブルジョアジーの影響から彼らを解放することが必要であり、そのことを通じて、プロレタリアと農民の自覚と組織性を高めることが必要であり、それを妨げている小ブルジョアジーの役割を暴露することの必要性等を述べている。

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4-25

わが党の名称はどのようなものであるべきか?

第24巻 『わが国の革命におけるプロレタリアートの任務』 P69~73(1917年4月10日)

科学的にただしく、政治的にはプロレタリアートの意識を明晰にするのをたすけるようなわが党の名称はどのようなものであるべきか?

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4-26

共産主義者か社会民主主義者か?

第39巻 帝国主義主義論ノート《νニュー》P470(1915-1916年に執筆)

党名をめぐるエンゲルスの考えをノートに取ったもの。なお、このノートの内容にかんれんして、私は、〝民主主義〟が社会にとって不要になるまで〝人民主権〟として社会のあらゆる領域で発展されるべきものと考えています。

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4-27

労働者の意識を明晰にせよ!そして組織せよ!

第24巻『ロシア社会民主労働党(ボ)第7回(四月)全国協議会決議集の序文』P324~326:1917年5月16日(3日)

わが党は、自分の力のおよぶことによって、なによりもまず、さまざまな階級のさまざまな地位と勢力について、意識を明晰にすることによって、諸君をたすける。この明晰な意識がなければ、組織はないも同然である。組織がなければ、幾百万人の行動は不可能であり、どのような成功もおぼつかない。

 自分で活動せよ。この活動を第三者のだれにも下請けさせてはならない。先進的な労働者にたいする大衆の完全な信頼が、しだいに、しっかりと、うちこわせないように、つくりあげられていくような活動を目標とせよ。

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4-28

小農(小生産者)に対する態度

第28巻『モスクワ党活動家会議』P210~212(1918年11月27日)

わが党の任務は、自己の戦術をえらぶにあたって、階級関係を指針とすることであり、偶然や、無定見の現れや、なんの基盤ももたない動揺であるのか、それとも反対に深い、社会的根源をもつ過程であるのかを正確に分析することである。 

 こういう観点から、「大農について」、「中農について」分析している。

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4-29

共産党にとって肝心なこと

第29巻『ジルヴィア・パンクハーストヘの手紙』P578~581(1919年8月28日)

議会制度は中世的制度にくらべれば進歩的であるが、ブルジョア議会制度が歴史的に制約され制限されたものであること、資本主義と、もっぱら資本主義だけと結びついたものであることは明らかだが、労働者党が実際に革命的であるなら、それが実際に労働者党(すなわち、大衆と、勤労者の大多数と結びつき、プロレタリアートの上層だけとではなくその下層と結びついた党)であるなら、それがほんとうの党であるなら、ありとあらゆる方法で大衆のあいだで革命的活動をやることのできる、しっかりと、真剣に結束した組織であるなら、こうした党は、自党の議員を掌握することができ、彼らを、ブルジョア的な手管や、ブルジョア的な習慣や、ブルジョア的な思想や、ブルジョア的な無思想でプロレタリアートを堕落させる日和見主義者にではなく、カール・リープクネヒトのような、ほんとうの革命的宣伝家に育てあげることができる。

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4-30

党の任務・共産主義(者)とは

第30巻『ロシア共産党(ボ)第八回全国協議会』P178~181(1919年12月20日)

大衆をしっかり党のまわりに組織できなければ大衆的な党は作れない。このことの出来ない大衆的な党はその活力を失い、活動は低い方へ低い方へと傾いていく。

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4-31

共産党の組織方針と活動方法について

第42巻『共産主義インタナショナル第2回大会関係資料』P258~262(1920年7月、おそくとも4日に執筆)

「プロレタリアートの独裁」という概念の内容、およびこのスローガンの「今はやりの」歪曲との闘争についての決議のプラン。レーニンが「プロレタリアートの独裁」を具体的にどのように実行しようと考えていたかがよくわかる。

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4-32

〈系統的な、ねばりづよい組織活動〉〈革命の戦術、労働者階級の多数者の獲得〉

第42巻『共産主義インタナショナル第三回大会』P423~433(1921年6月10日に執筆)

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4-33(4-32の続き)

〈総攻勢が近ければ近いほど〉ファシスト反対闘争の意義も述べている、13-7も同文

第42巻『共産主義インタナショナル第3回大会』P434~440(1921年7月11日)

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4-34 重要

ソヴェトロシアの経済建設

第33巻「十月革命四周年によせて」P44~46(1921年10月14日)

注)本文と14-33と17-3で「十月革命四周年によせて」の全文である。

最後の──だがもっとも重要でもあれば、もっとも困難でもあり、またもっとも未完成でもあるわれわれの事業、それは経済建設であり、破壊された封建制の建築物と半ば破壊された資本主義の建築物とのあとに、新しい社会主義の建築物の経済的土台をすえることである。このもっとも重要で困難な事業において、われわれはこのうえなく多くの失敗やこのうえなく多くの誤りをおかした。

 われわれは、熱狂の波にのって、最初は一般政治的な、のちには軍事的な、人民の熱狂を呼びおこしたわれわれは、こんなにも大きな(一般政治的な任務とも、また軍事的任務ともおなじくらい大きな)経済的任務を、直接この熱狂にのって実現しようとして、十分な考慮もせずに、小農民的な国で物資の国家的生産と国家的分配とをプロレタリア国家の直接の命令によって共産主義的に組織しようと、考えていたのである。

 小農民的な国で国家資本主義を経ながら社会主義に通じる堅固な橋を、まずはじめに建設するよう努力したまえ。さもなければ、諸君は共産主義に近づけないであろう。さもなければ、諸君は幾百万幾千万という人々を共産主義に導くことができないであろう。プロレタリア国家は、小農民経済から国家資本主義を経て社会主義に導くような、慎重で、勤勉で、手腕のある「経営主」、実直な卸商人にならなければならない

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4-35

革命の目標が党名を決める

第42巻『モンゴル人民共和国代表団との会談』P494~496(1921年11月5日)

モンゴル代表団の第三の質問:「人民革命党は共産党になるべきではないでしょうか?」

 同志レーニンの答え:「私はそれをおすすめしない。なぜなら、一つの党が別の党に『なる』ことはできないからである。」

*興味を引く内容です。是非、お読み下さい。

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4-36

閉ざされた会場にはいりこむ──労働者のあいだで多数を獲得するために──

第33巻『われわれは払いすぎた』(電話による口述)P344(1922年4月9日)

注)この抜萃は「10-6 統一戦線戦術の意義」と同文

☆これも、直接PDFファイルをお読み下さい。

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4-37

大会への手紙─極秘に!─ 

第36巻『大会への手紙』『ゴスプランに立法機能をあたえることについて』『(中央委員の増員について)』『少数民族の問題または「自治共和国化」の問題によせて』(1922年12月23日~23年1月4日  エム・ヴェ、エリ・エフこれらを筆記)注)スターリン(スターリンは粗暴すぎる)、トロッキー等の評価を含む。

スターリン(スターリンは粗暴すぎる)、トロッキー等の評価を含む大変興味を引く内容です。是非、直接PDFファイルをお読み下さい。

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