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二一世紀は何処に向かって進んでいるのか

beyond資本主義へのパラダイムシフト

真ん中のご婦人は、ヒラリー・クリントンさんですか?

二一世紀は何処に向かって進んでいるのか

このページは、現在の「資本主義」を、今、〝二一世紀は何処に向かって進んでいるのか〟という視点で見つめ直し、〝経済は社会のため、国民のためにある〟という、あるべき、当たり前の社会はどのような社会で、どうすれば実現できるのか──beyond資本主義へのパラダイムシフト──について、みなさんと一緒に考えるためのシリーズです。

このホームページ全体にみなさんが興味・感心を持っていただけるかどうかを左右する〝キモ〟となるページ群として編集いたしました。

プロローグ1

 

世界は、いま何処に向かって進もうとしているのか

国連は、二一世紀にどのような社会を展望しているのか

国連は、2015年9月の「国連持続可能な開発サミット」で「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」を採択し、貧困や飢餓、エネルギー、気候変動、平和的社会など、持続可能な発展のための17の目標と169のターゲットからなる「持続可能な開発目標(SDGs)」を設定し、2020年1月、「SDGs」達成のための「行動の10年」をスタートさせた。(*1)

ダボス会議は、「資本主義」をどのように「リセット」しようとしているのか

世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)は2020年のテーマを「持続可能で団結力ある世界を築くためのステークホルダー間連携」として「ステークホルダー(Stakeholder)資本主義」への転換を模索し、「COVID-19」の影響で中止となた2021年のダボス会議のテーマは「グレート・リセット」でクラウス・シュワブWEF会長は「自由市場を基盤にしつつも、社会サービスを充実させた『社会的市場経済(Social market economy)』が必要になる。政府にもESG(環境・社会・企業統治)の重視が求められている」と言い、「歴史の転換点:政策とビジネス戦略」をテーマとした2022年のダボス会議でシュワブ会長は、グローバル・リーダーと私たち一人ひとりが、ステークホルダー・コミュニティのための行動と協調によってインパクトあるイニシアティブをとり、未来を築いていく必要性があることを強く訴えたという。(*2)

米国バイデン大統領は、「中産階級がこの国を作った」という

そして、米国の第46代大統領となったバイデン氏は、上下両院合同会議での施政方針演説(米国2021/04/28)で、「ウォール街がこの国をつくったのではない。中産階級がこの国を作った。そして組合が中産階級を作るのだ。」と述べている。(*3)

(*1)詳しくは、ホームページ2-1-1「二一世紀はどこに向かって進んでいるのか」及びホームページ2-1-2「SDGsが実現される社会とは」を参照して下さい。

(*2)詳しくは、ホームページ2-1-1「二一世紀はどこに向かって進んでいるのか」ホームページ2-1-6「現代の資本主義が準備する新しい生産様式の社会」及び、ホームページ2-1-8「『資本主義的生産様式の社会』に変わる〝新しい生産様式の社会〟とは」を参照して下さい。

(*3)詳しくは、ホームページ6-3-7「〝社会主義〟が顔を覗かせたバイデン大統領の施政方針演説」を参照して下さい。

プロローグ2

 

「二一世紀は何処に向かって進んでいるのか」のテーマ

二一世紀は、〝社会のため、国民のための経済〟とは何かをめぐって、これまでの「民主主義」と「自由と平等」のあり方をめぐって、これまでの「社会」──資本主義的生産様式の社会──のあり方が問われ、変革が求められています。

 このページ群2「二一世紀は何処に向かって進んでいるのか」は、まずはじめに、現在の世界のあり方をめぐる世界の流れと現在の社会が内包する矛盾や問題点を多面的に見つめ直し、〝二一世紀は何処に向かって進んでいるのか〟を考察し、資本主義を超えた社会とはどのような社会で、そのような社会を実現すれために何が必要なのかを見ていきます。

 みなさん!是非、一緒に考え、豊かな思想を育んで資本主義を飛び越えて行きましょう。

このページ群を構成する各ページ

2-1二一世紀は何処に向かって進んでいるのか

2-2誤った意見

2-3パラダイムシフト

2-4国際社会とどう向き合うか

このページ群を構成する各ページの紹介

その1〈二十一世紀は何処に向かって進んでいるのか〉

このページ群は、みなさんと一緒に、資本主義社会での「民主主義」と「自由と平等」の問題を含め、〝資本主義的生産様式の社会〟をしっかり見つめ直し、〝二一世紀は何処に向かって進んでいるのか〟を確認し、〝経済は社会のため、国民のためにある〟という当たり前の社会がなぜ実現しないのか、どうすれば実現できるかを、みなさんと一緒に考えます。 

 この考察を通じて、みなさんが、資本主義の先にある新しい社会についての確かなイメージを得ることができれば幸いです。

なお、このページ群は、「資本主義の仕組みとその限界から見えてくるものは?」と「資本主義に変わる〝新しい社会の仕組み〟の社会の基本的な姿とは?」という二つのページ群で構成されています。

〈ページの構成と各ページのタイトルの紹介〉

その1…資本主義の仕組みとその限界から見えてくるものは?

2-1-1 二一世紀はどこに向かって進んでいるのか(その1)

2-1-2 二一世紀はどこに向かって進んでいるのか(その2)SDGsが実現される社会とは

2-1-3〝社会のあり方〟と〝自由と民主主義〟の現在・過去・未来

2-1-4 資本主義社会とはどのような社会なのか

2-1-5「「資本」のための経済から「人間」のための経済へ」

その2…資本主義に変わる〝新しい社会〟の基本的な姿とは?

2-1-6現代の資本主義が準備する新しい生産様式の社会

2-1-7「資本主義的生産様式の社会」と「ポスト資本主義社会」との違いとは

2-1-8「資本主義的生産様式の社会」に変わる〝新しい生産様式の社会〟とは

*上記の各ページのより詳しい紹介は、ホームページ2-1「二一世紀は何処に向かって進んでいるのか」を参照して下さい。

その2〈誤った意見〉

社会の合理的な転換から国民の目をそらせる様々な「誤った意見」が、もっともらしく、ふりまかれています。資本主義的生産様式の社会は、少数者が多数者を支配するために、ウソとお金とインチキな選挙制度に基づく「民主主義」によって支えられています。資本主義弁護論者たちのウソにだまされないために、その主だった「誤った意見」を紹介します。

〈ページの構成と各ページのタイトルの紹介〉

2-2-1「新産業の育成」で問題解決?!

2-2-2 日用品の大量生産から高付加価値品の生産へ?!

2-2-3「浪費型の経済」なるものがあり、浪費的な部分が一掃されると、健康で文化的な生活が可能になる?!

2-2-4 地方創生・地域の活性化・内発的発展で日本は元気になる?!

2-2-5 賃金を上げれば経済は成長する?!──最悪の資本主義弁護論──

*上記の各ページのより詳しい紹介は、ホームページ2-2「誤った意見」を参照して下さい。

その3〈パラダイムシフト〉

2-3 

パラダイムシフト

パラダイムシフトとは何か、その結果、どんな社会が現われるのか

このページは、2-1「二一世紀は何処に向かって進んでいるのか」のページ群の論考を踏まえて、パラダイムシフト──資本主義的生産様式の社会を〝経済は社会のため国民のためにある〟という社会に変えること──はなぜ必要なのか、どうすれば日本の未来があるのか、パラダイムシフトの推進力はなにかを考え、その結果、どんな社会が現われるのか、私たちが予測できる〝近未来社会〟の姿を、みなさんと一緒に見ていきます。

その4〈国際社会とどう向き合うか〉

このページは、グローバル資本、余剰マネー、富裕層が傍若無人にふるまっている国際社会とどう向き合い、日本と国際社会の福祉の向上のためにどのような態度で、何をすればよいのかを、みなさんと一緒に考えるためのページです。是非、ご覧ください。

次のページ群「新しい人、新しい社会」の紹介

さて、いよいよ次のページ群「新しい人、新しい社会」は、このウェブサイト〝青山繁のby the peopleへようこそ〟の主役の登場です。みんなで、主役の〝新しい人〟を雲霞の如く輩出させるにはどうすればよいか、一緒に考えましょう。

時代を摑め←→時代が新しい主役と新しいドラマを生みだす

なるべく順番どおりにお読み下さい。

お読みになったら、討論して下さい。

御意見もお待ちしています。