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☆レーニンの著作の抜粋(その1)

 A・科学的社会主義(その1)〈1科学的社会主義の理論〉 

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A・科学的社会主義(その1)

〈1科学的社会主義の理論〉

☆レーニン全集のなかから、みなさんにお読みいただきたいと思う文章と私が興味をもった文章を、上記のテーマにまとめ、年代順に抜粋いたしました。各項目の紹介文のあとのPDFファイルをお読み下さい。

1、科学的社会主義の理論

1-1

問題を唯物論的に見て、ラジカルに提起する
第一巻『いわゆる市場問題について』P106~107(1893年秋)

必然性を見ない、「空想主義」と「おめでたさ」にたいして現実を唯物論的に見ること、その根本的な解決の道筋を提起する必要性を教えている。

 「産業の空洞化」がすすむ現代日本でも大企業OBの甘い言葉に欺されてはいけない。かれらは正真正銘の資本家であり、「労働者を堕落させるための別働隊」であることを忘れず、かれらを暴露することが大切である。

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1-2

資本論の究極目的(基本思想)

第一巻『「人民の友」とはなにか』P128~135(1894年春~夏)

資本論の究極目的

経済的社会構成体の発展を自然史的過程と見て(基本思想)、近代社会の経済的運動法則を明らかにすることが「資本論」の究極目的。

 このためにマルクスは

①近代社会の「経済的社会構成体」である資本主義的構成体の発展法則だけを研究した。②「関係諸事実に対する綿密な研究」によって結論を得た。仮説が科学になった。

マルクスによって「社会学」を科学にしたもの

①唯物論によるものの見方……観念の行程は事物の行程に依存するという唯物論の結論

②社会の構造としての「生産関係」を取り出し、この生産関係に客観的基準をあたえることにより、現代の様々な国の制度を資本主義制度という一つの基本概念に概括(一般化することを可能にした。)した。

③社会関係を生産関係に還元し、そして、この生産関係を生産力の水準に還元した。これにより、唯物史観を論証(発見)した。

史的唯物論のポイント

①生産力の水準が生産関係を決め、この生産関係が社会構成体のあり方を決める。

②この社会構成体のあり方が人間の観念を形成し、人間社会の上部構造をつくる。

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1-3

マルクスと以前の社会主義者との違い

第一巻『「人民の友」とはなにか』P152~153

マルクスは社会主義を理性的=道徳的な願望として見るのではなく、資本主義体制の客観的分析を通じてその必然性を証明した。

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1-4

歴史的必然性と個人の役割

第一巻『「人民の友」とはなにか』P155

歴史的必然性とその具体的道すじを正しくつかむことが私たちの活動(社会主義体制の実現を目的とする)を成功させる保障となる。

 今、資本主義の矛盾が目に見える形で国民の前に現れていることをしっかりとつかみ、そのことを明確に訴える必要がある。

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1-5

あらゆる側面を分析しなければならない

第一巻『「人民の友」とはなにか』P157~158

マルクス主義者は経済的側面だけでなく宗教や科学等の理論闘争と同時に政治的国家の特殊的な政治問題も批判の対象にしなければならない。そのためには、それらの問題がどの階級の利益になるのかを明らかにする必要があり、そのことを通じて政治的国家の実像を暴露することが大切である。

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1-6

マルクスの弁証法的方法

第一巻『「人民の友」とはなにか』P160~164

なんらかの社会現象の発展がしばしばヘーゲルの図式にあてはまるとしても、マルクスの弁証法はヘーゲルの逆立ちした三段階法の使い方とは正反対のものである。マルクスは、ヘーゲルの三段階法によってなんでもかでも「証明」しようなどとは考えなかった。

 マルクスとエンゲルスが、形而上学的方法に対置して、弁証法的方法と名づけたものは、社会学における科学的方法であって、社会を、不断の発展のうちにある生きた有機体として観察、研究することであり、当該の社会構成体(資本主義社会)を形成する生産関係を客観的に分析し、この社会構成体の機能と発展との諸法則を考究することであり、マルクスは現実の過程を研究し考究し、現実にたいする理論の合致をもって理論の唯一の基準とみとめたのである。

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1-7

所有についての弁証法の戯画化

第一巻『「人民の友」とはなにか』P167~168

この部分は、レーニンがミハイロフスキーの誤りを指摘するために、デューリングによる同様な歪曲に対しマルクスの言葉をもってエンゲルスが反論したものであり、社会主義社会における生産手段の社会的所有と生活手段の個人的な所有について述べたものです。

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1-8

マルクスにとっての否定の否定の役割

第一巻『「人民の友」とはなにか』P168~170

マルクスにとっての否定の否定(弁証法的法則)の役割とは、発展過程が歴史的に必然的なものであることを、否定の否定によって証明するためではなく、この過程を否定の否定と名づけているのは、この過程が実際に一部はすでにおこっており、一部はこれからおこらざるをえないということを、歴史的に証明したあとで、それにつけくわえて、この過程を、一定の弁証法的法則にしたがっておこなわれる過程と言っているのである。

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1-9

労働の社会化とは

第一巻『「人民の友」とはなにか』P173

資本主義的生産による労働の社会化とは、けっして、人々が一つの場所で労働するということにあるのではなく(これは過程の一小部分にすぎない)、資本の集積にともなって、社会的労働が専門化し、各産業部門における資本家の数が減少し、独立の産業部門の数が増大するということ、──数多ぐの分散的な生産過程が一つの社会的生産過程に融合するということ、にある。

メモに注目!!

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1-10

科学的社会主義の理論はどのようなものか

第一巻『「人民の友」とはなにか』P176~185

マルクスはこれまでの社会主義者が「人間が闘争なしにすませるような制度、人間の社会関係が搾取に立脚せず、人間の本性の諸条件に合致した真正の進歩の諸原則に立脚するような制度の絵図で人類を魅了しようと欲して、未来の社会をこまごました点までえがきだした」こと、空想的に未来を描いたことを批判し、「近代ブルジョア制度の科学的分析を媒介とし、この制度の存在するところでの搾取の必然性の解明を媒介とし、また、この制度の発展法則の研究を媒介として」「現実の過程を正確にえがきだ」すことの必要性を強調した。レーニンはこのようなマルクスの「現代の社会関係の唯物論的分析と、こんにちの搾取制度の必然性の解明とに」「社会主義の学説の成功」があることを述べている。

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1-11

社会民主主義者が大規模資本主義を進歩的現象と見なしているわけ

第一巻『「人民の友」とはなにか』P240~244

大資本への隷属は──労働の抑圧のもたらすあらゆる恐怖、すなおち、死滅、野蛮化、婦人や子供の肉体組織の不具化、等々にもかかわらず──小吸血鬼への隷属にくらべれば進歩的であること。なぜなら、それは、労働者の思想を目ざめさせ、漠然とした不明瞭な不満を意識的な抗議に転化させ、全勤労者の解放のための組織的な階級闘争に転化させるからであり、この大規模な資本主義の存在条件そのもののなかにプロレタリアートの確実な勝利があるからである。

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1-12

資本主義の進歩的・革命的作用

第一巻『「人民の友」とはなにか』P323~331

ここでレーニンは、ニコライ──オン氏のロシアの「工場労働者の数」が人口の増加数に立ち遅れいる(ただし、事実は検証されていない)ことをもって、ロシアの「資本主義はその『歴史的使命』を遂行していない」、ロシアには資本主義以外の別の道がありうる、それを正しく提示すれば望みどおりのロシアが作れるという考えに対し、変革の力としての、工場労働者を含めた労働者の歴史的使命、社会変革の主体としてのプロレタリアートを作り出す資本主義の進歩的・革命的な作用、労働者を団結させる資本主義の「統合的役割」について述べている。

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1-13

マルクスの理論の本質

第一巻『「人民の友」とはなにか』P343~345

マルクスの理論は唯物史観を導きの糸としているので、科学性と革命性が結合されている。その「直接の任務は、真の闘争の合言葉をあたえること」であり、「真の闘争の合言葉をあたえる」とは、当面の情勢のもとでの闘争が「いっさいの搾取といっさいの抑圧とを完全に、かつ終局的に廃絶すること」と統一的にとらえられていなければならず、「悲惨を研究し描写し、この悲惨について説法するにとどまっていたこのような理論」であってはならない、ということである。

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1-14

事実による証明を! 唯物論的理解の必要性

第一巻『ナロードニキ主義の経済学的内容』P457~459

全問題を、現実を、唯物論的に理解し、階級対立を明らかにし、歴史的必然性を証明し、それを労働者に分かり易く説明(宣伝・煽動)することが必要である。

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1-15

資本主義の存立条件

〈マルクスの学説における資本主義の本質的な標識=商品経済の一般化〉

第一巻『ナロードニキ主義の経済学的内容』P471,473

資本主義的生産は商品となることを前提として生産物を生産し、その生産物をつくるための人間の労働力をも商品に変える。

 資本主義的生産は、生産手段の所持者と労働力だけの所持者との存在を基礎とする。労働者は労働力を売ることにより、その生産物は資本家のものとなり、その労働は彼から疎外され、自分の創造物が自分を搾取する価値として自らをますます資本にしばりつける。

 資本は自分自身の発展限界を感じると、資本の発展の前提である自由競争を自ら抑制し、擬似的な計画経済によって利益をみんなで分け合うようになる。しかし、このことは、自由競争を前提とし、競争を自由な個性のいわゆる絶対的な形態とみる資本主義の幻想を消し去り、資本主義の存在意義を失わせる。資本主義の進歩性は自由競争の中でのみ発揮される。

 抑圧する階級と抑圧される階級との対立のうえに立つこれまでのすべての社会は、抑圧階級が被抑圧階級の生存条件を保証してきた。しかし、資本主義は労働者の貧困化を必然にする。現代日本は、低賃金、不安定雇用の増大により人口減さえもが始まりつつあり、ブルジョアジーの生存が、もはや社会とあいいれない状態となりつつある。

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1-16

マルクス主義者は〔切実な要求〕をプロレタリアートの要求としてプロレタリアートが利用するためにマルクス主義者の仕方で定式化せよ

第一巻『ナロードニキ主義の経済学的内容』P544~545

マルクス主義者は切実な要求の「根源を社会関係のうちに探しもとめ、それらの根源を一定の階級の利益に還元しなければならない」、諸事実をこのような観点から再検討して問題を提起しなければならない。そうすればプロレタリアートに「実地に利用される運命をもつであろう。」と、いうことを認識の原点にしなければならない。

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1-17

『イギリスにおける労働者階級の状態』の根本思想

組織されたプロレタリアートの歴史的役割・マルクスとエンゲルスが労働者階級にたいしてなした貢献・社会主義者がしなければならな  いこと……

第二巻『フリードリヒ・エンゲルス』P3〜61895年秋に執筆

なんという理性の燈火が消えたことだろう、

なんという心臓が鼓動をやめたことだろう!

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1-18

当面の革命の性格と戦い方(修正主義との違い)

第三巻『「ロシアにおける資本主義の発展」第2版の序文』P10(1907年7月)

当面の日本革命は、新しい人民の民主主義革命である。「この命題を応用する能力をもたなければならない。種々異なった階級の立場や利害についての具体的な分析が、この真理をあれこれの問題に適用するばあい、その真理の正確な意義を規定するのに役だたなければならない。」つまり、現在の日本の諸階級の経済的利益を、つねに、正確に分析し、その政治的代弁者である政党の階級的性格をリアルにつかみ、それらの階級と共通する要求・課題は何か、彼らとの違いは何かを明確にし、ことあるごとに、労働者に提起しなければならない。そのことを忘れると、革命的民主主義者がブルジョア民主主義者になってしまう。労働者階級の階級的自覚をもった主体的な運動なしの課題の達成は労働者を眠りこませるだけである。

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1-19

マルクスは二度の研究の上に自分の結論を基礎づけた

第四巻『カウツキー『ベルンシュタインと社会民主党の綱領』の書評』P208-209(1899年末執筆)

マルクスは最初の研究で観念論を精算し、唯物史観に到達した。二度目の研究では唯物史観を導きの糸として資本主義に全面的で本格的な研究に取り組み、史的唯物論を裏書きした。だから、マルクスが自分のドグマにあわせて理論を作りあげたというベルンシュタインの批判は当たらない。私たちマルクス・レーニン主義者は唯物論者であり、現実のリアルな分析を通じて社会の変革を考え、行動することを自己の任務としている。

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1-20

マルクスの理論を擁護するわけ

第四巻『われわれの綱領』P225~226(1899年の後半に執筆)

革命的理論がないなら、強固な社会主義党はありえない。革命的な理論──それは、自分の理解のおよぶかぎり真理と考えられる理論──を守り、擁護し、この理論を自分の闘争方法と活動方式とに応用するすることはマルクス主義者の初歩的な義務である。われわれは、われわれに対する批判のすべてについて敵対的な態度をいるわけではない。われわれはマルクスの理論を、けっしてなにか完成された、不可侵のものと考えてはいない。だから、われわれは、理論問題をあつかった論文に喜んでわれわれの新聞の紙面を割くし、すべての同志諸君に、論争点を公然と討議するようすすめるものである。

 私たちにはつねに真実に基づかない観念的な「ことばだけの批判」がむけられているが、このような批判は排撃しなければならないが、私たちが前進するためには現実をリアルにとらえ運動を前進させるための活発な論争が不可欠である。

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1-21

マルクスとエンゲルスの主要な功績

第四巻『ロシア社会民主主義派のうちの後退的傾向』P274~278(1899年末に執筆)

プロレタリアートの階級闘争の組織化を社会主義者の任務として提起する革命的理論をつくりだしたこと、社会主義を労働運動との融合に向わせたことが、K・マルクスとF・エンゲルスの主要な功績である。このことが、私たちの主要な任務である。

 私たちは、プロレタリアートによる政治権力の獲得と社会主義社会の設立とのための手段としての、民主主義獲得のためにたたかう独自の労働者政党ヘプロレタリアートの階級闘争を組織することを、目標としてつとめなければならない。このことが労働者のエネルギーを引き出し、党に活力を与える。私たちは、市町村のちまちました議会での議席を占めることを主たる目的とし、議会主義的クレチン病におかされ、党の役割を忘れてはならない。

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1-22

理論の欠如、社会主義の危機

第六巻『革命的冒険主義 』P189(『イスクラ』1902年第23号8月1日、および第24号9月1日)

「社会主義の危機(社会主義についての分裂や混乱があるとき)」に際し、日和見主義者はその曖昧さを認め、それをより大きな統合の条件とするが、私たちは、「理論の欠如は、革命的流派からその存在の権利を取りあげるものであり、この流派を、遅かれ早かれ不可避的に政治的に破産すべき運命にさだめるものである」と考え、「理論にたいする関心をつよめ、厳格に規定された立場をもっと断固としてとり、ぐらぐらした頼りにならない分子にたいしていっそうきっぱりと分界線を劃する義務を負わせるものである」と考える。強固な理論が強固な党を作り、強固な党が労働者に強い力を与える。

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1-23

戦術は二つに一つである

第36巻『ロシア社会民主労働党中央委員会へ』P152~153(1905年9月15日)

二つに一つである。すなわち、大規模に力を行使するための条件がないか──そのばあいは、扇動、演説、ストライキ、デモンストレーションだけにとどめ、けっして選挙人を「解散させ」ず、彼らを説得しなければならない。それとも、大規模に力を行使するための条件があるか──そのばあいには、この力を選挙人に向けずに、警察と政府に向けなければならない。

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1-24

マルクス主義の弁証法-ブルジョア革命の運動論

第15巻『ブルジョアジーの「左翼化」とプロレタリアートの任務』P390~391(『プロレタリー』第44 号、1909年4月8(21)日)

「経済学的見地からみれば形式的にまちがいであることも、世界史の見地からみればやはり正しいことがありうる」

 トルドヴィキの理論は誤っているが、農民大衆は、この教義によって、農奴制のありとあらゆる残存物をロシアから清掃する自分たちの歴史的行動の広さ、強さ、勇敢さ、熱情、誠意、不敗性を表現している。だから、プロレタリアートがブルジョア革命を勝利させるために同盟すべき相手は、左翼化しつつあるブルジョアジーではなく革命的農民なのである。

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1-24-2

マルクス主義の全精神、その全体系は…… 

第35巻『111イネッサ・アルマンドヘ』P262~263(1916年11月30日に執筆(18-8と同一文章)

マルクス主義の全精神、その全体系は、おのおのの命題を、(α)歴史的にのみ、(β)他の諸命題と関連させてのみ、(γ)歴史の具体的経験と結びつけてのみ、考察することを要求しています。

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1-25

事実を歴史的・具体的環境の中で見る

第23巻『統計と社会学』P300~302(1917年1月に「序言」を執筆)

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1-26

大衆は事態を理論的(空論的)にではなく……

第36巻『労働者・兵士代表ソヴェト全ロシア会議に参加したボリシュヴィキの集会での演説』P510~521(1917年4月4(17)日)

大衆は事態を理論的(空論的)にではなく、「祖国を守る」というように実践的に、見ている。だから、このことを踏まえて、わかるように説明してやらなければならない。

 われわれの誤りは、われわれが革命的祖国防衛主義を、その根底からあますところなく、暴露しなかった点にある。だから、誤りを認めなければならない。なすべきことは、説明することだ。革命的祖国防衛主義の一般の信奉者の広範な層は、ブルジョアジーにだまされているのだから、彼らにたいしては、とくにくわしく、根気よく、忍耐づよく、その誤りを説明し、資本と帝国主義戦争との切ってもきれない結びつきを説明しなければならない。

 ポイントは、どの階級が戦争をしているか、ということである。銀行と結びついた資本家階級には、帝国主義戦争以外のどんな戦争もすることはできない。資本を倒さないかぎり、戦争をおわらせることはできないということを、とくに詳しく、根気よく、忍耐づよく、説明してやらなければならない。

 …………

 「社会民主主義派」という言葉は、あいまいである。徹頭徹尾くされはてた古い言葉に執着すべきでない。新しい党を建設することにつとめよ……そうすればすべての被抑圧者が諸君のほうへやってくるであろう。

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1-27

マルクスが述べたマルクスの功績

第25巻『国家と革命』P443~445(1917年8~9月に執筆)

参考 第39巻ノート〈マルクス主義と帝国主義について〉P624(1915-1916年執筆)

(一)階級の存在は、生産の特定の歴史的発展段階だけにむすびついたものである

(二)階級闘争は、必然的にプロレタリアートの独裁に導く

(三)この独裁そのものは、いっさいの階級の廃絶と無階級社会とにいたる過渡をなすにすぎない

 ブルジョア国家の形態は多種多様であるが、その本質は、かならずブルジョアジーの独裁なのであり、資本主義から共産主義への移行は、もちろん、きわめて多数の多種多様な政治形態をもたらさざるをえないが、しかし、本質は不可避的に、プロレタリアートの独裁である。

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1-28

資本主義から社会主義への「飛躍」の鎖全体を左右する一環をつかめ

第27巻『ソヴェト権力の当面の任務』P276~277(1918年3~4月に執筆)

革命家であるということ、社会主義の信奉者であるということ、一般に共産主義者であるということだけでは、不十分である。それぞれの特定の時機に、鎖の特殊な一環を、すなわち全力をあげてそれをつかめば、鎖全体をおさえることができ、しかもつぎの環への移行をしっかりと準備できるような、特殊な一環を見つけだすことができなければならない。

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1-29

運動の進め方

第28巻『プロレタリア革命と背教者カウツキー』P325(1918年10月~11月に執筆)

どんなばあいにも、大衆の発展に先ばしってはならず、この大衆自身の経験から、大衆自身の闘争から、前進運動が成長してくるのを待たなければならない。

 この要望書はわれわれの見解に一致しないということ、それは共産主義ではないということを、われわれは率直に述べたが、しかし、われわれの綱領に一致しているというだけで、農民の見解に一致しないものを、農民におしつけようとはしなかった。われわれは、革命の歩みがわれわれ自身の達したのと同じ立場に彼らを導くことを確信して、われわれは働く同志としての農民とともにすすむ、と声明した。

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1-30

大衆の支持を受けることの重要性とそのための大衆の政治的経験の必要性

第31巻『共産主義内の「左翼主義」小児病』P81~85(1920年4月~5月に執筆)

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1-31

革命を根本的に準備すること(プロレタリアートの多数者の獲得)と植民地における運動の意義

第32巻 『「共産主義インタナショナル第三回大会」(1921年6月22日~7月12日)「四 ロシア共産党の戦術にっいての報告 七月五日」』P511~514(18-9と同文の抜萃です)

この中でレーニンが、世界革命のきたるべき決定的な戦闘では、始めは民族解放をめざす地球住民の大多数者の運動が、資本主義と帝国主義に鋒先を向け、おそらく、われわれが期待しているよりずっと大きな革命的役割を演じることを述べて、民族解放闘争についての見事なまでの先見性を示していることにも注目してほしい。

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1-32

ブルジョア社会の進化の法則の一つ

第45巻『ヴェ・ヴェ・アドラツキーヘ』P369-370(1921年9月20日に執筆)

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1-33

目的に即した戦術を取ること

第42巻『三つのインタナショナルの会議への参加についての手紙』P553~554(1922年2月23日に電話で口述、秘書の控え(タイプしたもの)によって印刷)    第42巻『ジェノヴァにおけるソヴェト代表団の任務についての決定草案』P555~557(1922年2月24日に執筆、手稿によって印刷)

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