6-2-2

自衛隊と憲法についての論点整理

 

 

6-2-2

自衛隊と憲法についての論点整理

1、自国と自国民を守り平和のうちに生存する権利は世界の国民が有する。従って、第9条もそれを前提に成文化されているので、自衛のための一定の能力を持つことは当然認められる。

2、自衛隊は、米国が虚偽をでっち上げて始めたイラク戦争への加担、領土・領海問題が争われている地域での米軍との共同演習による示威行為をおこない、日米安保に基づき米国の世界戦略の一環に組み込まれ集団的自衛権まで付与されている。そのような自衛隊は第9条に明確に違反している。

3、自衛隊は、一貫して反戦デモやマスコミを敵視しており、第21条と相容れない存在である。

4、従って、現在の自衛隊は違憲であり、憲法に適合するように改変されなければならない。

5、しかし、現在の自衛隊が憲法に適合するように改変されなければならないからといって、自国と自国民を守り平和のうちに生存する権利を確保するために現在の自衛隊を活用することは憲法に沿った行動である。なぜなら、憲法違反の自衛隊を憲法に沿って使うのだから。

 以上。