3. 〝新しい社会〟をつくる〝新しい人〟

〝新しい社会〟はどのようにつくられるのか、一緒に考えよう。

このページの紹介

 

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私たちは、これまで、ホームページ1「今を検証する」ホームページ2「二一世紀は何処に向かって進んでいるのか」を通じて、資本主義社会に変わる〝国民のために経済がある新しい共同社会〟の実現こそが未来への道であることを見てきました。

 これらを踏まえ、このページは、なぜ、資本主義社会に代わる〝新しい社会〟は〝新しい人〟たちによって作られねばならないのか。そして、そのような〝新しい人〟たちはどうしたら雲霞のごとく生みだすことができるのか。今、何が障害となっているのか。そのことを考える〈3.〝新しい社会〟をつくる〝新しい人〟〉の各ページの「頭出し」(導入・紹介)のページです。

 このページは、「頭出し」のページとして、〝新しい社会〟と〝新しい人〟を考えるうえで鍵となる〝民主主義〟について、まず、①現在の資本主義的生産様式のもとでの〝民主主義〟の状況を一瞥します。そして、これを踏まえ、②〝新しい社会〟を作る〝新しい人〟が求められる理由と生み出される理由について、ページ3-1「〝新しい社会〟をつくるために〝新しい人〟が求められる理由」ページ3-2「〝新しい社会〟をつくるために〝新しい人〟が生み出される理由」の紹介をし、③ミネルヴァの梟が黄昏になっても飛び立つ姿が見えないのはなぜなのか、その理由を考えるページ3-3「共産党よ元気をとりもどせ:蘇れ!Communist Party。」の紹介をおこない、ホームページ〈3、〝新しい社会〟をつくる〝新しい人〟〉の全体を紹介しています。

資本主義的生産様式のもとでの〝民主主義〟の状況

 

資本主義的生産様式のもとでの〝民主主義〟の状況

資本主義社会の「民主政治」とは

少数者の資本家が資本を使って多数者の労働者を搾取する資本主義的生産様式の社会は、資本主義の政治を担う政治家と資本主義の経済を担う経営者との分業のもとに、〝お金〟を使って、マスコミの支援のもとで、〝資本(企業)が大きくなれば国民の生活が向上するという幻想〟を資本の下僕ともいうべき御用学者と資本主義を推進する政治家たちが国民に振りまき、市民がこれを──多くの場合、歪んだ選挙制度のもとで──選挙で支持することで、これらの政治家が「市民の代表」としての「地位」を得ることによって、資本主義社会の「民主政治」は成り立っています。

行き詰まる資本主義、「民主政治」の亀裂

しかし、その資本主義社会も、2020年のダボス会議の討論会では、「我々の知っている資本主義は死んだ」と言う人まで出て、世界経済フォーラム(WEF)は3日(2020/06/03)、2021年1月に開催する年次総会(ダボス会議)のテーマを「グレート・リセット」にすると発表し、WEFを創設したクラウス・シュワブ会長が、「世界の社会経済システムを考え直さないといけない。第2次世界大戦から続く古いシステムは異なる立場のひとを包み込めず、環境破壊を引き起こしてもいる。持続性に乏しく、もはや時代遅れとなった。人々の幸福を中心とした経済を考え直すべきだ」「次の世代への責任を重視した社会を模索し、弱者を支える世界を作っていく必要がある。」と言い、「自由市場を基盤にしつつも、社会サービスを充実させた『社会的市場経済(Social market economy)』が必要になる。政府にもESG(環境・社会・企業統治)の重視が求められている」と述べるまでに、その危機は深刻さを増しています。

 このように、いま、資本主義と企業のあり方が問われ、経済は誰のものかということが問われ、企業と経済を巡る民主主義が問われはじめています。経済が政治に圧力を加え、欧米では「民主政治」に、修復しがたい亀裂が現れはじめています。

世界はまだ、新しい社会経済システムがどのようなものなのか認識できていない

世界は、経済は国民のためにあるという社会の方向を強く意識しはじめていますが、まだ、それがどのような社会であるのかを具体的に認識するまでに至っていません。

 そして、〝政治も経済も国民のためにある〟社会は資本主義を克服した彼岸にあり、資本主義を克服した〝新しい社会〟は、自分の意見をもった〝新しい人〟たちによって、〝完全な民主主義〟を実現していくなかで作られていきますが、そのことが、まだ、多くの国民に理解されていません。

 資本主義社会が政治だけの片肺「民主主義」──それも、カネとニセ情報で汚染された片肺「民主主義」──であるがゆえに資本が社会を支配しているが、人々は、まだ、完全な〝民主主義〟社会だと思っている。

 このような状況をどのように打ち破るか。

自分の意見をもった〝新しい人〟が作る〝新しい社会〟への途

自分の意見をもった〝新しい人〟が作る〝新しい社会〟への途

上記の様な状況を打ち破り、〝新しい生産様式の社会〟をつくるのに、なぜ、〝新しい人〟が必要なのか、「〝新しい社会〟をつくるために〝新しい人〟が求められる理由」と〝新しい人〟とはどのような人なのかを見てみよう。

そして、〝新しい社会〟を作る〝新しい人〟は、どうすれば生まれるのか、「〝新しい社会〟をつくるために〝新しい人〟が生み出される理由」をみなさんと一緒に見ていきましょう。

3-1

〝新しい社会〟をつくるために

〝新しい人〟が求められる理由

このページは、〝新しい人〟とはどのような人なのか、なぜ、〝新しい社会〟をつくるためには〝新しい人〟が必要なのかを一緒に考えるためのページです。

 そのために、〈自分のいる社会を正しく認識する〉ために、①人類の歴史はどのように進んできたのか、②今の社会はどのような社会ののか、③世界はどのような方向に向かっているのか、という視点で、これらから見えてくる〈新しい生産様式の社会の息吹〉について見ることを通じて〈〝新しい人〟が求められる理由〉を明らかにします。

 そして、それではどうしたら〝新しい人〟はつくられるのか、を次のページで見ていきます。

3-2

〝新しい社会〟をつくるために

〝新しい人〟が生み出される理由

このページは、〝新しい社会〟をつくるために〝新しい人〟が生み出される必然性と〝新しい人〟が生み出す社会について一緒に考えるためのページです。

 もう一度、改めて、〝新しい人〟とは何かを見て、〝新しい人〟はどのようにつくられるのか、そして、〝新しい人〟の出現を妨げるものは何かを考え、〝新しい社会〟をつくる〝新しい人〟を育む組織の資質について論究し、最後に、〝新しい人〟がつくる〝共同社会〟の「政治システム」についても論及します。

ミネルヴァの梟が黄昏になっても飛び立つ姿が見えないのはなぜか。

ミネルヴァの梟が黄昏になっても飛び立つ姿が見えないのはなぜか。

上記のページ3-2「〝新しい社会〟をつくるために〝新しい人〟が生み出される理由」で、〝新しい人〟の出現を妨げるものの最大の原因として、資本主義的生産様式の社会に抗う勢力がないことをあげ、「このことが、日本の未来を絶望的なものにしています」と述べて、労働運動を担う労働組合や政党の〝資質〟について論及しています。

 科学的社会主義の思想を指針とする党は、ここで論及したような〝資質〟を身につけて、自分の意見を持った〝新しい人〟たちを雲霞のごとく輩出させる運動を組織しなければなりません。そのような願いを込めて、ホームページ1「今を検証する」から始まる一連のページの最後のページとしてホームページ3-3「共産党よ元気をとりもどせ:蘇れ!Communist Party。」はつくられています。

ミネルヴァの梟が黄昏になっても飛び立つ姿が見えないのはなぜか。このページは日本共産党が、〝国民のための経済がある新しい共同社会〟への必然性と展望を明らかにした科学的社会主義の思想を取り戻して、〝新しい社会〟をつくるための〝新しい人〟たちを雲霞のごとく輩出させる運動を力強く復活させ、元気をとりもどすことを願って、今こそ変えなければならない、共産党の改善すべき主な点について指摘しています。是非、お読み下さい。なお、このページの内容をより詳細に、具体的に論及したのが下記の各ページですが、各ページの内容の簡単な紹介もおこなっています。

〈共産党よ元気をとりもどせ:蘇れ!Communist Party。〉の詳細ページ

〝新しい人〟を育む組織が持つべき認識の検証

3-3-1「2004年綱領」にみる不破哲三氏の転落の証明

3-3-2「2020年綱領」を克服して、共産党よ元気をとりもどせ!!

3-3-3A科学的社会主義の党の選挙闘争について

3-3-3B 科学的社会主義の党の選挙政策

〝新しい人〟を育む組織が持つべき資質の検証

①正しい認識をもてるような認識の方法を持っていること

3-3-4 民主主義を貫く党運営と闊達な議論の場の設定を

②〝新しい社会〟を担うための主体性が培われ、同時に、新しい生産様式の社会をつくる協働精神にあふれた組織であること

3-3-5 党支部は、党を作り、草の根から民主主義を組織するよりどころ

3-3-6 〝前衛党〟は市民革命の助産婦に徹しよう…科学的社会主義の党が輝くとき

3-3-7 民主主義の発展にブレーキをかける「政党助成金」への対応

〈日本の労働運動が元気が出ないのはなぜか〉

3-3-8〝日本の労働運動が元気が出ないのはなぜか〟

3-3-9 不破さんと志位さんの『共産党100年』史

☆自分の意見をもった〝新しい人〟が作る〝新しい社会〟をみんなで作るために、人民の人民による人民のための政治と社会を担う〝新しい人〟に生まれ変わり、世界を変革しよう!!

頑張れ!!日本共産党。