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科学的社会主義の党の機関紙であるはずの『赤旗』が反共主義者が行なうデマ攻撃のような文章を堂々と紹介することができる二つの理由

 

・党員の意見がタコ壺のような狭い支部の中に閉じ込められ、正しい認識が妨げられている

  日本共産党の基礎組織(支部)での活動は、どのように資本主義的生産様式の社会を新しい生産様式の社会に変えて行くかをみんなで話し合って、その実現のためにみんなで行動することですが、会議の大半が党中央の方針の読み合わせ等に費やされて十分な意志の疎通すらできず、多くの場合、大事なことがしっかりとメンバーに共有されずに話し合いは終了する。そして、指導部からは、今の日本の現状と資本主義のカラクリと矛盾を国民に広く知らせ、日本の変革を実現する上で欠くことのできない全戸配布も選挙のときに提起されるだけで、選挙になると無差別に電話で支持を訴えることが求められ、運動もなしに党を大きくすることだけが日常の活動として求められ続け、党員はそれに埋没させられます。さらに、首長選挙になると、住民を民主的に組織する観点などまったくなく、ほぼ共産党員だけの「民主市・町・村政の会」等が動き出します。

 多くの党員がこれらの活動や方針に疑問をもっていても、意見が、タコ壺のような狭い支部という基礎組織の中に閉じ込められ、広く党員の中で認知されることはなく、勇気を出して都・道・府・県委員会や中央委員会に意見を出しても、回答すらほとんどこない。不破さんが、仰天ものの、マルクス・エンゲルス・レーニンの思想の歪曲、捏造しても、『赤旗』にも『前衛』にも『経済』にも、一片の批判も載ったことがない。

 このようにして、党員の意見がタコ壺のような狭い支部の中に閉じ込められ、正しい認識が妨げられ、全党の自浄作用が欠落します。

 

・指導部が不破さんの謬論に抗えない

 現在の共産党の委員長の志位さんは、党の初級教室で、「過渡期論」について疑問を持ちながらも、平気で、講義をしたとの告白を以前『赤旗』で読みましたが、不破さんが黒と言えば黒、白と言えば白と言うような人のようで、社会変革についての考えも、国政選挙での東京都三鷹市での街頭演説で「自民党政治を大本から変えるという大目標を背負っている。ただ、今度の選挙でそれを目指すのはちょっと早いですね」(日経新聞)と言って、自民党政治の悪政を大本から暴露して大本から変えることの必要性を国民に理解してもらい、国民の自民党政治からの脱却を訴えるのではなく、自民党政治の悪政を大本から暴露することを封印して、自民党政治の大本を認めて、「資本主義発展論」に基づいて「ルールある資本主義社会」づくりを目標にするような、不破さんのいいなりの人です。

 このような人が共産党の委員長を堂々としている。指導部の「首脳」が腐り、不破さんの言いなり、不破さんの謬論に抗えなくなっている。だから、科学的社会主義の党の機関紙であるはずの『赤旗』が反共主義者が行なうデマ攻撃のような文章を躊躇することなく堂々と紹介するという珍事がおきるのです。

 不破さんのような間違った思想をもった「指揮者」とそれに盲目的に従う「首脳」を生み出さないために、党員をタコ壺のような狭い支部の中に閉じ込めるエセ「民主集中制」を速やかに改めることを期待します。