NEW!!(2024/11/14)
「『資本論』刊行150年にかこつけてマルクスを否定する不破哲三氏(その1)」をアップデートしました。
その理由と内容
☆このページは、不破哲三氏が『しんぶん赤旗』に2017年8月1日から14回にわたって掲載した「『資本論』刊行150年に寄せて」というマルクス・エンゲルスの思想をガラクタに変える文章を批判することを通じて、マルクス・エンゲルスの思想が現代に何を求めているかを明らかにしたものですが、最近、このページを訪ねてくださる方が増えたのを機会に今日(2024/11/14)に合わせてアップデートいたしました。
★旧ページでは、『資本論』を通じてマルクスとエンゲルスが私たちに伝えたかったことと不破さんが──科学的社会主義の思想の持ち主であるならば──『資本論』刊行150年にあたって言うべきであったことを明らかにするなかで、マルクスとエンゲルスの基本的な考えと不破さんの基本的な考えの違いを対比し、このページを訪れてくださったみなさんが科学的社会主義の思想への一層の理解と共感を持っていただけるよう努めました。
★今回のアップデートでは、科学的社会主義の党を自認する「共産党」が、2024年1月に開かれた「第29回大会」においても、日本の経済的困難のすべての責任を自民党の「新自由主義」による政治になすりつけて、「資本」の行動と姿を国民の目から隠して「ルールある資本主義社会」づくりを進めるという旧態依然としたたたかい方をしている原因が、「高度経済成長期」型の「改良」一本やりのたたかいから「資本」の行動変化に対応した社会全体の民主主義を展望するたたかいに「戦い方」をシフトしなければならないという〝認識が欠如〟しており、そのことが労働者・国民の希望を見失わさせている最大の原因であることを、より明確に表現することにいたしました。
★同時に、ページ全体をコンパクトにして、より多くのみなさんに完読していただくために、ページ本体にはそのポイントのみを〈概要〉として掲載し、PDFファイルにて、落ち着いて。じっくりお読みいただくことといたしました。
①〝AZシリーズ〟は、不破さんが『資本論』をテーマとして『資本論』の歪曲・捏造を行ないマルクス・エンゲルスを誹謗・中傷していることの暴露と科学的社会主義の思想とは無縁な不破さんの「社会発展」論と「未来社会」論の総括的な批判を行なっています。
②〝各論シリーズ〟は、不破さんとその助さん格さんとも言うべき二人が『前衛』や『経済』等で科学的社会主義の思想を歪めたり否定したりしてマルクス・エンゲルス・レーニンの価値を低めている個々のテーマについて、その誤りを明らかにしています。
是非、各HPの一つ一つを丁寧にお読み下さり、熟考して下さい。そして、話し合って下さい。
日本共産党に圧倒的な影響力を持ち続けている不破さん
日本共産党は、情勢分析においては、日本の社会、経済のあり方に決定的な影響を及ぼす独占資本のグローバル展開を無視して視野の外におき、運動のすすめ方においては、〝人民による政治〟をとことん追求する姿勢を欠いている。
私は、そのような弱点を生みだした大きな原因の一つが、日本共産党にいまだに圧倒的な影響力を持ち続けている不破哲三氏の経済の捉え方、歴史の捉え方、革命運動の捉え方の影響によるものと思っている。
マルクス・エンゲルス・レーニンの一言半句を使って誤った持論を展開する不破さん
不破さんは、『資本論』の中の一言半句を利用して誤った持論の普及を試みる。たとえば、資本主義のもとで自らの命を守るための「社会的障害物」の意義につ いてのマルクスの考えを歪曲して、その獲得を絶対目標にして、資本主義のもとでの「社会的障害物」の限界、社会変革の必要性を黙殺する。たとえば、マルク
スは独占資本が社会発展の「桎梏」になると言っているのに、「利潤第一主義」という超歴史的な概念を持ちだして、「利潤第一主義」にもとずく資本の行動は 全て「桎梏」化の現れだと言い、いま日本で独占資本が「産業の空洞化」によって日本の社会経済の深刻な危機をもたらし、まさに「桎梏」となっていることを
曖昧にさせる。たとえば、「必然性の国」と「自由の国」について、「自由の国」とは「自由な時間」のことだと言い、これまでの「社会主義」論は分配のこと だけをいっていて魅力がないという。
しかし、いま示した三つの例は、いずれも『資本論』の原文を読めば、子供でもない限り、不破さんの主張がいかに間違っているかは明らかです。
科学の対極にいる不破さん
また不破さんは、マルクス・エンゲルス・レーニンが、「恐慌」や「帝国主義」というその時々の革命運動の〝環〟を捉えて資本主義を曝露することを一面的に 曲解して、認識の「誤り」と誹謗したうえで、資本主義のルールの確立を唯一の前進とみなし、その限界と革命の意義についてのマルクス・エンゲルス・レーニ ンの主張をないがしろにする。唯物史観を否定して上部構造の役割を不当に強調し、革命運動の主体を労働者・国民ではなく共産党が「指揮者」として振る舞う こととみる。これらの持論をマルクスを利用して正当化するために、神の手を使ってマルクスを発掘する。このように、私の見る限り、不破哲三氏は科学の対極 にいる人だ。
みんなで意見を出しあって、何が正しいかを知ろう!!!
日本共産党の情勢分析と運動のすすめ方は、この不破さんの「思想」で覆われている。しかし、生涯をかけてマルクス・エンゲルス・レーニンを研究したり、 勉強したりしている共産党にシンパシーを感じている研究者、党の専従職員の誰一人としてこのことを言わない。恐ろしい組織だ。不破さんは全能の神ではな い。神の手を使って事実を捏造しても神にはなれない。私たちの認識論は、一人の「科学の対極にいる人」の考えを正しい認識としてみんなが学ぶことではないはずだ。意見を 出しあって、何が正しいかを知ることだ。そういう組織になるよう、党の指導部にいる人は、本当の共産党員ならば、力を尽くさなければならない。それができないなら ば、みんなで新しい組織をつくるしかないだろう。
ここから、ページの簡単な紹介をします。
AZ
☆「AZ」は、不破さんの『資本論』変造の壮大なカラクリを明らかにし、マルクス・エンゲルスと不破さんとの世界観・革命観の違いの核心である「産業循環」に対する見方の違いを明らかにすることによって、「AZ」シリーズをより理解していただくための導入のページです。
そして、このページは、これまで不破さんが行なってきたマルクス・エンゲルス・レーニンの著作の歪曲と彼らに対する誹謗・中傷を暴露する〝導入のページ〟であるとともに〝まとめのページ〟でもあります。
AZ-0-1
☆正義の味方、真実の友であるはずの『赤旗』は、『資本論』を歪曲・改竄しエンゲルスの編集を誹謗した、不破さんの欺瞞の新刊本「『資本論』完成の道程を探る」に「マルクスが心血を注ぎ、エンゲルスがその完成に生涯をかけた全道程が明らかに!」との〝欺瞞〟のタイトルを付けて宣伝し、『資本論』の「第二部」「第三篇」のマルクスの論証過程を、不破さんは悪意をもって誹謗しているにもかかわらず、自ら編集を指揮した贋作「新版 資本論」の「第二部」「第三篇」の宣伝では、「マルクスは、第三篇で再生産過程の全容を示す表式と拡大再生産の条件を示すことに成功した」などと、一見、マルクスの功績を認めたかにような宣伝をしています。
このページは、このように『赤旗』紙上を占拠して連日のように行なわれる宣伝のデマを暴露し、デマ宣伝をするのをただちにやめるよう求めています。
AZ-0-2
☆このページは、不破さんが編集を指揮した贋作「新版 資本論」を売るための『赤旗』のキャンペーンに登場した平野喜一郎という人が、「『恐慌=革命』という資本主義の自動崩壊論はマルクスの死後も克服されることなく信じられてきました」と、不破さん譲りのウソを言っていることについて、平野氏自身も「資本主義の自動崩壊論」なるばかばかしい「理論」(?)を信じていたのかを問い、不破さんがなぜ二一世紀になってそんなウソを創作したのかを見ていきます。
AZ1シリーズ
AZ1シリーズ
「不破さんの『資本論』(反面教師)講座」の解説
電車の中でも、5分、10分と時間が空いたときにスマホで簡単に科学的社会主義の思想がまなべる画期的なページです!!
「AZ1」は、〝AZシリーズ〟の総括として、不破さんが行なってきた『資本論』の歪曲・捏造とマルクス・エンゲルスの誹謗・中傷について、分解し番号をふり、番号ごとにひとかたまりの文章として、電車の中でも、5分、10分と時間が空いたときにスマホで簡単に読めるように編集しました。
「AZ1」は、不破さんの『資本論』解説の反面教師ぶりを暴露し、不破さんが〝国民のために経済がある新しい共同社会〟を創るためにいかに有害な存在であるかを明らかにしています。是非、気楽に読んで〝正しいマルクス通〟になって下さい。
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ホームページ「不破さんの『資本論』(反面教師)講座」の解説(その1)
ホームページ「不破さんの『資本論』(反面教師)講座」の解説(その2)
ホームページ「不破さんの『資本論』(反面教師)講座」の解説(その3)
ホームページ「不破さんの『資本論』(反面教師)講座」の解説(その4)
AZ2シリーズ
AZ2シリーズ
「資本論』刊行150年にかこつけてマルクスを否定する不破哲三氏」
「AZ2」は、『しんぶん赤旗』に2017年8月1日から14回にわたって連載された「『資本論』刊行150年に寄せて」という、推測を混えながらマルクスの文章を利用して自らの考えを読者に植えつけようとする不破さんの文章の誤りを明らかにしたものです。
不破さんの「『資本論』刊行150年に寄せて」には、「自由の国」とは資本主義社会にもある「余暇時間」のことで、発展した共産主義社会でも労働は「義務的な」ものだなど言う、これまでの不破「理論」の特筆すべき進化もみられます。
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ホームページ『資本論』刊行150年にかこつけてマルクスを否定する不破哲三氏(その1)
ホームページ『資本論』刊行150年にかこつけてマルクスを否定する不破哲三氏(その2)
AZ3シリーズ
AZ3シリーズ
「エセ「マルクス主義」者の『資本論』解説」
「AZ3」は、不破さんが、「多くの点で、『資本論』の解釈がこれまでのそれとはまったく違っ」た観点から、これまで大切だと思っていたことを欠落させ、科学的社会主義の思想とは無縁な仰天思想で『資本論』を厚化粧させ、『資本論』の誤った理解を読者に押しつけることによって、読者をミスリードするために書いた「『資本論』探求」の内容を糺したものです。
「AZ3」で、不破さんが「『資本論』探求」で『資本論』の何を欠落させ、『資本論』にどのような間違った理解を押しつけようとしているのかを見ることによって、みなさんが科学的社会主義の思想をより深く知り、そのことによって日本の現状に対す理解を一層深め、未来を展望する確かなよりどころを得るための一助となることが出来れば幸いです。
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ホームページエセ「マルクス主義」者の『資本論』解説(その1)
ホームページエセ「マルクス主義」者の『資本論』解説(その2)
ホームページエセ「マルクス主義」者の『資本論』解説(その3)
ホームページエセ「マルクス主義」者の『資本論』解説(その4)
ホームページエセ「マルクス主義」者の『資本論』解説(その5)
AZ4シリーズ
AZ4シリーズ
「不破さん監修の「新版『資本論』」の読み方について」
「AZ4」は、不破さんがマルクスの名を冠して「新版『資本論』」なるものの刊行を始めるに当たって、『資本論』を革命の武器から改良主義の弁明書に変えさせないために、これまで不破さんが『資本論』に関して述べてきた謬論の数々を読者に提供することによって、ワクチンの役割を果たそうとするものです。
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ホームページ不破さん監修の「新版『資本論』」の読み方について(その1)
ホームページ不破さん監修の「新版『資本論』」の読み方について(その2)
ホームページ不破さん監修の「新版『資本論』」の読み方について(その3)
ホームページ不破さん監修の「新版『資本論』」の読み方について(その4)
AZ5シリーズ
AZ5シリーズ
「科学的社会主義の思想とは無縁な不破さんの「社会発展」論と「未来社会」論」
「AZ5」は、不破さんの科学的社会主義の思想とは無縁な「社会発展」論と「未来社会」論に総括的な批判を加え、科学的社会主義の思想にもとづく〝社会発展〟のあり方と〝未来社会〟の展望を明らかにしています。
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ホームページ科学的社会主義の思想とは無縁な不破さんの「社会発展」論
ホームページマルクスと無縁な不破さんの「未来社会」論
ホームページ マルクスと無縁な不破さんの「未来社会」論(詳細版)
3
「桎梏」についての不破さんの仰天思想(『前衛』2013年12月号)
5
不破さんはエンゲルスが「生産関係を小経営の延長とみるわけです」と歪曲し、侮辱している。(『前衛』2014年1月号)
6
不破さんは、エンゲルスが「取得形態という角度から生産関係をとらえている」と曲解している。(『前衛』2014年1月号)
7
エンゲルスは「「取得の資本主義的形態」のうちに「資本家による労働者の搾取」を見ない」という、不破さんの暴言。(『前衛』2014年1月号)
9
不破さんは「生産の社会的性格と取得の資本主義的形態の矛盾」という形で資本主義の矛盾をとらえることは誤りだという。(『前衛』2014年1月号)
10
エンゲルスは「競争が悪の根源だという結論を引き出した」、「剰余価値の搾取を抜きにした資本主義論を展開した」と言う不破さんの暴言。(『前衛』2014年1月号)
11
不破さんは「資本主義の矛盾」を『利潤第一主義』に、社会主義革命を「資本主義の害悪の改善」に変えようとするのか。(『前衛』2014年1月号)
13
レーニンの資本主義観、社会主義経済建設の取り組み、革命論への、反共三文文筆家のような歪曲と嘲笑、これでもコミュニストか。(『前衛』2014年1月号)
17
マルクスのサン・シモンに対する評価へのエンゲルスの優しいまなざし、レーニンのエンゲルスへの優しいまなざしと不破哲三氏。(『前衛』2014年1月号)
18
「人間の発達」は資本主義を社会主義に変え、生産力を発展させなければ保障されない。(『前衛』2014年1月号)
〈その他の謬論〉
〈総括〉
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