☆失われた30年と言われるような、底なしの日本経済と国民の暮らしの危機が続いています。その主たる原因は、「資本」がより多くの利益を求めて労働者が汗水垂らして創った富と雇用を海外に持ちだした結果、「産業の空洞化」が引き起こされたためです。資本主義的生産様式の社会は、たえず投資をおこなって「資本」が増え続けることで経済と社会が成り立ち回っていく仕組みですが、その資本主義の日本から富と雇用を持ち出されたら、質の良い雇用は失われ、それを前提とした年金・医療・福祉など必要な社会システムの持続可能性が危機のさらされるのは当然の成り行きです。
★このような「資本」の行動から目を逸らせ、あたかも「新産業の育成」や「高付加価値品の生産」や「浪費型の経済の是正」や「地方創生」や「賃上げ」を行えば日本経済は復活するかのような国民をミスリードし、社会の合理的な転換から国民の目をそらせる誤った考えが流布され続けてきました。
☆いまでは、米国のトランプ大統領とその後を継いだバイデン大統領の米国への強引な産業の誘致や日本でのこれらの謬論が全く成果を現さないことによって、これらが国民の目を欺くためのものであることが誰の目にも明となっています。
★これらを踏まえ、これまでの各謬論批判のための個別のページはその役割を終えたものとし、閉じることといたしました。しかし、今後も同様な謬論が跋扈することを考え、各謬論の批判をPDFで残し、皆さまのお役に立てることといたしました。(2024/07/23編集)
(その1)
2-2-1
「新産業の育成」で問題解決?!
(2022/03/初公開)
☆新産業を育成することで、日本の社会・経済の深刻な危機が克服できるかのような幻想をふりまくのは、資本主義弁護論者の常套手段です。何の展望もなくても、「新産業の育成」ですから、曖昧模糊としていて何かやっている感をだすには最高のテーマ(?)なのです。しかし、「マグニフィセントセブン」が世界を席巻している米国を見ればわかるように、新しい技術の発展による「新産業の育成」だけで分厚い中間層を創ることができないことは明らかです。是非、添付のPDFを参照して下さい。
(その2)
2-2-2
日用品の大量生産から高付加価値品の生産へ?!
(2022/03//初公開)
☆〝日本は高品質で安価な商品をつくっているから豊かにならない〟と言い、高付加価値で高価なものを作れば、今の日本の低賃金が解消され豊かな社会が実現するかのように言う人たちがいます。しかし、今の日本は、本当に、「安価な商品」を作っているから国民が豊かにならないのでしょうか。今の日本の何が問題なのか、一緒に見ていきましょう。是非、添付のPDFを参照して下さい。
(その3)
2-2-3
「浪費型の経済」なるものがあり、浪費的な部分が一掃されると、健康で文化的な生活が可能になる?!
(2022/03//初公開)
☆確かに、私たちが暮らしている社会は、「浪費型の経済」そのものの社会です。しかし、どうして「浪費型の経済」なるものになっているのか、浪費はやめられるのか、浪費をやめれば日本は健康で文化的な国になるのか、今の日本の何が問題なのか一緒に考えましょう。是非、添付のPDFを参照して下さい。
(その4)
2-2-4
地方創生・地域の活性化・内発的発展で日本は元気になる?!
(2022/03//初公開)
☆地方創生・地域の活性化・内発的発展はなぜできないのか。資本主義社会の生産の仕組みを理解しない人たちや理解していても国民を騙そうとする人たちが地方創生や、地域の活性化や、内発的発展などを日本再生の唯一の解決策のように言います。資本主義社会の生産の仕組みを理解しない人たちが、その結果行き着く仰天思想についても、一緒に見ていきましょう。是非、添付のPDFを参照して下さい。
(その5)
2-2-5
賃金を上げれば経済は成長する?!
──最悪の資本主義弁護論──
(2022/03//初公開)
☆安倍首相も、岸田首相も、財界に「賃上げ」をお願いし、「共産党」までが、「賃金を上げれば経済は成長する」と「賃上げ」によって現在の日本経済が発展するかのように言う始末です。しかし、本当に、「賃金を上げれば経済は成長する」のか、そして、それを、青山がなぜ〝最悪の資本主義弁護論〟などと言うのか、一緒に見ていきましょう。是非、添付のPDFを参照して下さい。
是非、ご覧ください。